勝手にギャップイヤー導入してみた。

2017年に大学を卒業しました。「既卒」だと聞こえが悪いので、「ギャップイヤー期間」として日々を過ごしています。

既卒じゃない、ギャップイヤーだ。

自己紹介

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はじめまして。オタマジャクシと申します。

僕は2017年に大学を卒業しましたが、就職をしませんでした。

現在の僕の身分は、「既卒」「フリーター」「無職」のいずれかに当てはまります。フリーターはアルバイトで生計を立てる人、無職は定職がない人のことを指します。

既卒とは?

既卒(きそつ)とは、大学・大学院・専修学校・短期大学などの高等教育課程を修了・卒業し、正規職員(=正規雇用の正社員)としての職歴が無い求職者を指す。 wikipediaより引用

つまり、大学や高校を卒業後、正社員で雇用されるか進学をしなかった人を指します。

この「既卒」という言葉には一般的にネガティブなイメージがあります。

ツイッターで検索すると『既卒になったら人生終わり』などの意見も存在します。

自分自身、既卒になって不利だなと感じる場面に多く遭遇しました。

既卒になったらどんなことが不利になるのか?

 

就職活動の難易度が高くなります。具体的に以下のようなデメリットが存在します。

  • 求人数自体が約3分の1までに減少。

  • 新卒枠で受けられない。

  • 受けられる職種も減少。

このように、就職の幅が少なくなっている現状があります。就職の時期を逃してしまうとその分、チャンスが減ってしまいます。

なぜチャンスが減少してしまうのでしょうか?

 それは企業側が

 大学在学中に内定をもらえなかった=何かしら問題がある

 という認識があるからです。大学在学中に内定が貰えない人は能力が少ないと認知している企業がほとんどです。

特に日本企業は新卒至上主義と呼ばれており、就職の最大のチャンスと言ってもいいでしょう。ただし、この時期を逃すと就職のハードルが一気に上がってしまいます。

海外の就職事情は?

アメリカ、香港、スペインの3か国はどれも新卒一括採用のシステムが存在しません。

アメリカは学歴、香港は即戦力、スペインはスキルが重視されます。日本のように「就職する時期」は重要なことではありません。

卒業後、世界各国を旅をしたり、留学をしたりしようとも、その後の就職活動に何も支障もありません。

注目されるのは今現在の「スキル」「即戦力」であり、日本のように「履歴書の空白」を問題視をする文化がないのです。

ギャップイヤーとは?

海外では大学卒業後、就職するまでに猶予期間を取るケースがあります。この期間のことをギャップイヤーと呼びます。

この期間中は旅、留学、ボランティアなど自分のやりたいこと、興味のあることに挑戦できます。

そしてこの期間を過ごすことを非難されることは決してありません。

むしろギャップイヤーについて評価されるケースも存在します。

既卒じゃなくてギャップイヤー

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以上のことを踏まえて、僕はこの一年を「既卒」としてではなく「ギャップイヤー」として過ごします。

既卒となったことで、周りと比較して劣等感を感じ、早く就職しなければと焦ることもありました。

しかし、志望動機や自己PRを無理やり作ることがどうにも出来ません。全然興味のない企業に頭を下げて就職活動をする。このことに意味を感じません。

なので、ギャップイヤー制度のように、今まで学びたかったこと、旅などチャレンジをしていくという前向きな期間にします。

その後、就職するのか、フリーランスとして活動するのか、企業するのかは日々過ごす中で考えていきます。